I. 記述
Inside Security
GmbHはCheck Point社のFireWall-1とVPN-1に脆弱性があり、侵入者が
ファイアウォールをバイパスできてしまうことを発見した。デフォルトの
FireWall-1の管理規則では、ファイアウォールを通り抜けて任意のRDP接続を
行なえてしまう。
FireWall-1とVPN-1はRDPをサポートするようになっているが、
適切なセキュリティ制御を提供していない。Inside Security GmbHの
提供する勧告から引用する:
通常のUDPトラフィックに偽のRDPヘッダを追加することで、
ファイアウォールのいずれの側のいずれのリモートホスト上
でも、ポート番号259上で任意の内容を渡すことができる。
詳しい情報についてはInside Security GmbHの発行するセキュリティ
勧告を参照すること。
-
http://www.inside-security.de/advisories/fw1_rdp.html
CERT/CCは現時点ではこの脆弱性に関連する事件は確認していないが、
関係する全サイトはできる限り早期にCheck Pointのソフトウェアをアップ
グレードすることを推奨するものである。
II. 影響
本来想定されているはずのセキュリティポリシーに反して、侵入者は
ポート番号259上でファイアウォールを経由して任意の内容を持つUDP
トラフィックを流すことができてしまう。
侵入者がファイアウォール内のホストの制御を得ることができれば、
この脆弱性を利用して、任意のトラフィックをファイアウォール境界
を越えてトンネリングできることになるであろう。
さらに、侵入者がファイアウォール内のホストの制御を得ていなくとも、
この脆弱性を利用して、内部ネットワークで通信を待ち受けている
ソフトウェアに存在する他の脆弱性に付け入ることができるであろう。
また、侵入者はこの脆弱性を利用して何らかのサービス拒否(DoS)攻撃を
仕掛けることもできるであろう。
III. 解決策
Check Point Software Technologiesがリリースするパッチを当てよ。
詳しくはAppendix Aにある。
パッチを適用するまででも、自サイトのネットワーク境界にある
ルータで259/UDPへのアクセスをブロックするよう設定することで、
この脆弱性に対する脅威を低減することができるであろう。
Appendix A
Check Point
Check Pointはこの脆弱性についての警告を以下で発行している:
-
http://www.checkpoint.com/techsupport/alerts/rdp.html
パッチはCheck Pointのウェブサイトからダウンロードせよ。
-
http://www.checkpoint.com/techsupport/downloads.html
Appendix B. - 参照文献
- http://www.inside-security.de/advisories/fw1_rdp.html
- http://www.kb.cert.org/vuls/id/310295
このアドバイザリに含まれる情報についてInside Security GmbHに感謝する。
本文書(英語版オリジナル)はIan A. Finlayが執筆した。この文書に関してフィードバックがあれば、次のアドレスへメールを送られたし。
-
mailto:cert@cert.org?Subject=Feedback CA-2001-17 [VU#310295]
Copyright 2001 Carnegie Mellon University.
更新履歴
July 09, 2001: Initial Release
July 09, 2001: Removed references to RFC's describing RDP. Specifically, we removed the references to RFD-908 and RFC-1151.
July 09, 2001: Added reference to Check Point's security document.
July 12, 2001: Added version 4.0 to systems affected section.
この翻訳は橋本喜代太(hash@reasoning.org)が行った。
翻訳公開は原文を受け取ってから(訳者の使用しているPOPサーバに
メールが届いた時点であり、訳者自身がメールを見た時点ではない)
約12時間後である。
本翻訳の改訂履歴
2001年7月10日午後10時15分 (JST) 初版公開
2001年7月17日午後11時20分 (JST) 7月12日の改訂に追従
訳者並びに連絡先: